2018-01-18 11:57:00

チリ訪問:教皇、北部イキケへ「カナの婚礼のマリアに倣う」


教皇フランシスコは、チリ北部のイキケを訪問、市民と共にミサを捧げられた。

チリ司牧訪問の最終日となった1月18日、教皇は首都サンティアゴを後にし、北におよそ1.840km、タラパカ州の州都、イキケに空路で移動された。

アタカマ砂漠の中に位置するイキケは、太平洋と背後にそびえる広大な砂丘に挟まれるように建つ港町。

イキケのロビト海岸でとり行われた教皇ミサは、「チリの母・女王であるカルメル山の聖母」に捧げ、「人々の統合」を意向に掲げるものとなった。

教皇は説教で「カナの婚礼」のエピソードを観想。

人々の必要に無関心ではないマリア、イエスに人々の困窮を告げ、わたしたちに「イエスの言うとおりにしてください」と勧めるその姿を見つめられた。

教皇は、わたしたちもマリアのように自分たちが置かれた場所で、失業者、移民、家や土地のない家族など、困難や新しい形の搾取の中で、祝祭の喜びに与ることのできない兄弟姉妹たちの存在に気付き、「ぶどう酒がなくなりました」と、信仰のうちに、声を上げることを恐れてはならないと話された。

ミサ終了後、教皇はカヴァンチャ地区のオブレート会の黙想の家で昼食された。

チリ司牧訪問を終えられた教皇は、現地時間同日夕方、イキケ国際空港から、次の訪問国ペルーへと向かわれる。








All the contents on this site are copyrighted ©.