2018-01-16 14:53:00

チリ司牧訪問:教皇、首都サンティアゴでミサ


チリを司牧訪問中の教皇フランシスコは、首都サンティアゴで市民と共にミサを捧げられた。

チリ到着翌日の1月16日、教皇は大統領官邸で各界要人らと会見された後、バチェレ大統領と個人会談を行われた。

続いて、教皇はサンティアゴ市内のオイギンズ公園で、今回のチリ訪問で最初となるミサをとり行われた。

1987年に聖ヨハネ・パウロ2世がミサを司式した同じ公園は、およそ30年を経た今、南米出身の教皇を迎えて、新たな熱気に包まれた。

このミサのために、サンティアゴ周辺はもとより、チリ全土から約40万人の信者たちが訪れた。

ミサの説教で、イエスの山上の説教を取り上げられた教皇は、この教えは安易な幸福を約束する人々から出たものではなく、苦しむ人々、再びやり直そうとする人々の心と出会ったイエスの憐れみに満ちた心から生まれたものであると強調。

多くの困難を乗り越え、立ち上がり、再興と新しい始まりに向かうことができるチリの人々の心にイエスが訴える教え、それが真福八端の教えであると話された。

そして、この教えは、物事は変らないと思い込み、神の変容の力を信じない人を停滞と麻痺から引っ張り出し、諦めに意気消沈した人を揺さぶる力を持っていると語られた。

イエスは、他の人たちが平和に生きられるように自らすすんで努力する人たちを「幸いである」と呼んでいると述べた教皇は、「平和を望みますか?それならば、平和のために働くことです」とアピールされた。

教皇はまた、「悪を行なわないことは大変よいことです。しかし、善を行わないことは非常に悪いことです」という、聖アルベルト・ウルタド神父の言葉を引用。助けを必要とする人々に自ら出会いに行くことの大切さを説かれた。








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