2017-12-28 15:33:00

教皇、テゼ共同体のヨーロッパ大会にメッセージ


教皇フランシスコは、スイスで開幕したテゼ共同体のヨーロッパ大会にメッセージをおくられた。

テゼ共同体は、1949年、ブラザー・ロジェによりフランスのテゼに創始された、教派を超えたキリスト教者のエキュメニカルな国際的共同体。

テゼ共同体は、毎年、年末から年始にかけて、ヨーロッパ青年大会を開催している。第40回を迎える今年は、スイスのバーゼルで、12月28日から来年1月1日まで開かれる。

教皇はここ数日テゼに集う数万人の若者たちに、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通じてメッセージを寄せられた。

この中で教皇は、「喜び」をテーマとする同大会に際し、「福音の喜びは、イエスと出会う人たちの心と人生全体をいっぱいに満たします」と述べ、この集いを喜びの泉であるイエスのメッセージをより深く理解する機会とすることを望まれた。

また、イエスとの友情から生まれるこの喜びは、隣人や世の苦しみに対してわたしたち自身を開かせると強調しつつ、教皇は、青年たちが他の人々との出会いに基づく「いつくしみの文化」、「兄弟の苦しみに背を向けない文化」のもとに成長できるよう、主の助けを願われた。

教皇は、今年記念した宗教改革500年に言及。プロテスタント、カトリック、正教会の若者たちが、喜びを分かち合い、互いの違いによって豊かになりながら、分裂の傷にも関わらずわたしたちを一致させる、福音の喜びを示して欲しいと希望された。

 








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