2017-12-08 18:05:00

教皇、スペイン広場で無原罪の聖母への祈り「現代社会にはびこる悪のウィルスに対するワクチンをお与えください」。


12月8日午後、教皇フランシスコは毎年の恒例に従い、ローマの中心地にあるスペイン広場の無原罪の聖母像を訪れ、花束を捧げ、ローマ市民および全世界の人々のために祈られた。

1851年、時の教皇ピオ9世によって、聖母マリアが神の御子イエス・キリストの母となるために、その存在の始めの瞬間からあらゆる罪の汚れから免れたことを意味する聖母マリアの無原罪の御宿りの教義が、信仰箇条として宣言された。教皇は聖母マリアにローマの全市民の名において、母としての優しくかつ力強いご保護を祈られた。

また、教皇は聖母マリアに、ローマの信徒や修道者、毎日多くの困難に直面している家族たち、仕事のためにローマに通う労働者たち、病者、お年寄り、そして全ての貧しい人、戦争や飢えからローマに逃れてくる多くの難民たちに、母としての絶えざる導きとご保護とを願われた。

教皇は聖母像の周りに集まった無数の人々に、毎日福音書の一説を読み、黙想する習慣を身につけるよう勧め、聖母に倣って神のみ言葉に耳を傾け、それを実行に移すことを学ぶよう励まされた。

スペイン広場での行事の後、そこから程遠くないフラッテの聖アンドレア教会に教皇は徒歩で赴かれ、ユダヤ人無神論者ラティスボーン回心の機会となった、恵みと慈しみの御母、聖母マリア像の前で祈られた。








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