2017-11-07 12:33:00

教皇、コフィ・アナン元国連事務総長らとお会いに


教皇フランシスコは、コフィ・アナン元国連事務総長らとお会いになった。

コフィ・アナン氏は、11月6日、元アイルランド大統領で元国連人権高等弁務官のメアリー・ロビンソン氏ら、国際人道グループ「エルダーズ」のメンバーらと共に、バチカンを訪れた。

「エルダーズ」(年配者たちの意)は、2007年、ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領が中心となり、経験豊かな、様々な分野の世界的リーダーたちと共に創立した、平和と人権の推進を目的とする非営利組織。現在、アナン氏が議長を務めている。

教皇は、ご自身の住まいのあるバチカンのサンタ・マルタ館に、アナン氏らを温かく迎えられた。

アナン元国連事務総長は、教皇との会見後、インタビューに答え、「わたしたちは多くの共通の価値観を持っており、教皇に出会い、一緒に働く方法を考えるために、この訪問は重要だったと思う」と話した。

教皇とアナン氏は、難民や移民問題、またバチカンが近日開催する国際会議のテーマである非核・軍縮問題、さらに平和や紛争調停について話したという。

メアリー・ロビンソン元アイルランド大統領は、教皇が果たしている役割、特に声無き人々や、疎外された人々の声となり、同時に様々な紛争の最も難しい局面に向かい合おうとする姿勢を称賛。

ロビンソン氏が特に取り組むテーマとして、ベネズエラや南米、コンゴなどの情勢、気候変動などについて教皇と話し合うことができたと述べた。

 








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