インドネシアのジョグジャカルタで「第7回アジアン・ユース・デー」が始まった。
アジアン・ユース・デー(AYD)は、アジアの若いカトリック信者の代表が参加し、交流のもとに、友情と連帯、福音精神と信仰を深める集い。
今大会のテーマは「アジアの若者よ、多様性あふれたアジアの文化の中で、福音を喜んで生きなさい」。
先月末、インドネシア入りした参加者らは、同国の11教区にそれぞれ滞在しながら様々な行事を体験。8月2日、ジョグジャカルタに集合し、アジアン・ユース・デーの開会式に臨んだ。
バチカン放送局のステファノ・レチェンスキ特派員は、開会したAYDについて、現地から次のように報告している。
「第7回アジアン・ユース・デーは、ジャワ島のジョグジャカルタで大きな銅鑼の音と共に開幕しました。この素晴らしい場所に、アジアの21カ国から2千人以上が集っています。
この青年たちの大会の主な目的は、多文化・多宗教という、今日、相互理解と対話がよりいっそう必要とされる環境の中で、福音を証しすることにあります。
開会式が行われたジョグジャエキスポセンターは、自治体の協力によって今回会場として提供されたもので、式典には国と自治体政府の要人らも参加しました。
特にジョグジャカルタのスルタンで、同特別州の知事、ハメンクブウォノ10世の参加は、地元の政治、そしてイスラム教の権威として、大きな意味を持っています。
インドネシアにおいて、諸宗教対話は最も重要とされるテーマの一つです。インドネシアはおよそ2億5千万人の人口中、イスラム教徒が大多数を占め、世界で最も多くのイスラム教徒を擁する国であり、その中でカトリック人口は3%に満たない少数派です。
インドネシアのカトリック司教協議会会長、イグナチウス・スハルヨ大司教は、インドネシアは安全な国であり、原理主義の脅威は対話によって解決することができるだろうということを若者たちに示したい、と述べています。
「多様性の中の一致」は、インドネシアの人々にとって大切なモットーです。スハルヨ大司教によれば、カトリックの若者たちはこれを深く理解しているといいます。
スマラン教区のルビタモコ司教も、この大会の準備にイスラム教徒の青年たちが参加したことを特に指摘しています。」
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