2017-06-01 16:35:00

若い司祭に寄り添う必要性を強調、教皇、聖職者省関係者に


教皇フランシスコは、6月1日、教皇庁聖職者省の関係者とお会いになった。

聖職者省(長官:ベニャミーノ・ステッラ枢機卿)は、このたび定例総会を開催。閉会を前に参加者らはバチカン宮殿を訪れ、教皇との出会いを持った。

関係者らへの挨拶で教皇は、魅力的であると同時に多くが要求される司祭職の道について話された。

司祭召命の魅力と、そのために要求される努力を考える時、教皇は特に叙階されたばかりの司祭の喜びと重圧、情熱と不安を推し量り、彼らに寄添う必要があると話された。

若い人々に「表面的、脆い、流されやすい」などのレッテルを貼ることは適当でないと教皇は述べつつ、若者たちは未来に眼差しを向け、世の中をより良くしたいと望み、連帯・正義・平和などの理想のために人生を賭ける力を持っていると指摘。

若い司祭たちの育成において、主がどのように若者たちを召され、彼らに信頼を置き、宣教に送り出すかを、わたしたちは御言葉の中から学ばなければならないと語られた。

そして、教皇は若い司祭たちに「あなたたちは主から選ばれ、主から愛されています。神は皆さんを父の優しさをもって見つめ、あなたがたの心を燃え立たせた後で、決して皆さんの歩みを迷わせることはないでしょう」と伝えることを望まれた。

若い司祭たちにとって彼らを励ます主任司祭や司教との出会いは非常に大切であると教皇は述べながら、一方で司教たちもこれらの司祭たちに対し、空いている場所を埋める要員としてのみ期待するようなことがあってはならないと注意された。

教皇は、たとえ人手不足であっても、空席を埋めるためなら誰でも良いという考えを持たないよう司教らに警告。若い人一人ひとりの召命を深く吟味する必要を説かれた。

さらに、若い司祭を孤立させず、寄り添うことの重要性を強調する教皇は、司教の父としての寄り添い無しに、教区を治め、司祭を育て聖化することは不可能であると話された。








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