2017-04-27 18:11:00

「外へと向かうカトリック・アクションを目指そう」教皇、国際フォーラム参加者に


教皇フランシスコは、4月27日、バチカンで開催されたカトリック・アクション国際フォーラムに参加された。

カトリック・アクションは、1867年にイタリアで創始された教会運動の一つで、教会の聖職者の指導の下に行われる信徒の使徒的活動。

カトリック・アクション国際連盟主催の「すべての人と共に、すべての人のためのミッション」をテーマとしたこのフォーラムには、およそ300人の関係者が出席した。

会議の席上で教皇は、カトリック・アクションにとって「ミッション」は数多くある課題の一つではなく、課題そのものと述べ、その活動が人々のただ中にあり、開かれ、大胆なものであるようにと願われた。

教皇は、カトリック・アクションの全メンバーが、ダイナミックにミッションに参加するように励ましながら、準備や分析ばかりに力を費やす完璧主義の誘惑から脱して、刑務所や、病院、貧しい人々の居住地区など、あらゆる場所、あらゆる郊外で、また、教区や小教区、街や家庭、学校や職場など、すべての人々の間で活動することを希望された。

人々のキリスト教的完璧さを測ることは、偽善的なファリサイ主義に陥る危険があると教皇は注意を促しつつ、「生きたいつくしみ」の必要を会員らに説かれた。

自分の持っているもの、できることから出発し、全員が宣教者の自覚のもと、キリストへの情熱と、人々への情熱に動かされて「外へと向かっていくカトリック・アクション」であって欲しいと呼びかけられた。








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