2017-02-16 16:39:00

教皇「スポーツは出会いと連帯の文化を広めるもの」


教皇フランシスコは、2月16日、国際スペシャルオリンピックスの関係者らとお会いになった。

「スペシャルオリンピックス」は、知的障害のある人たちに、年間を通じて様々なスポーツ訓練と、競技会の場を提供する国際的組織で、これらのスポーツ活動を通し、参加者らの健康増進や、社会における感動の分かち合いなどを目的としている。

この日、バチカンを訪れたのは、国際スペシャルオリンピックスの関係者と、今年3月18日から3月24日にかけてオーストリアで開催される冬季世界大会に参加のアスリート代表たち。

教皇は、「スポーツ活動は心身に良いものであり、生活の質を向上させるものです」、「継続的な練習は、努力や犠牲を必要としますが、皆さんを忍耐強くし、力と勇気を与え、隠れた能力を引き出すものです」と、選手たちのスポーツ活動を称賛された。

「これらのスポーツ活動の基礎には喜びがあります」と述べた教皇は、スポーツにおける体を動かす喜び、一緒にいる喜び、生きる喜び、神が毎日くださる賜物に対する喜びを指摘された。

「競技で一番素晴らしいことは、自分自身を超えるという体験です。わたしたちもまた皆さんから小さなことに一緒に喜ぶということを学びます」と教皇は話された。

教皇はまた、「スポーツは出会いと連帯の文化を広めるものです。皆さんは受容ある社会のために働く人々の希望のしるしです」と述べられた。

「すべての命、すべての人は賜物であり、受容はすべての共同体と社会を豊かにします。これは国境のない世界、疎外される人がいない世界に向けた皆さんのメッセージです」と話された教皇は、来るスペシャルオリンピックス冬季世界大会が、選手たちにとって素晴らしい人生の体験となることを祈られた。








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