2016-11-17 17:25:00

教皇、アッシリア東方教会のカトリコス総主教と会見


教皇フランシスコは、アッシリア東方教会のカトリコス総主教マル・ゲワルギス3世とお会いになった。

マル・ゲワルギス3世の訪問に感謝を示された教皇は、この出会いが平和の恵みを共に主に祈る機会となることを願われた。

教皇はイラクとシリアをはじめとする中東の状況を直視され、多くの子どもを含む無実の人々が流血の紛争の犠牲となっていることは、いかなる理由においても正当化できないと強調。

キリスト教徒はもとより、少数派の宗教や民族に属する人々が日常的に大きな試練に立たされていることに深い憂慮を示された。

教皇は紛争地のキリスト教徒たちが、時には自らの命の犠牲をもってまで、信仰への忠実を守り、主と共に悪に対して善をもって打ち勝とうとしていることに触れ、こうした殉教者たちの血は、キリスト者一致のための種であると話された。

マル・ゲワルギス3世の前任者、マル・ディンハ4世と聖ヨハネ・パウロ2世による共同宣言以来、アッシリア東方教会とカトリック教会の対話の歩みが開けたことを教皇は思い起こしながら、キリスト者の完全な一致を目指し、その歩みがよりいっそう前進することに期待を表された。

 








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