2016-10-10 16:02:00

教皇、11月に公開枢機卿会議を召集、17人の新枢機卿名を発表


教皇フランシスコは、11月に公開枢機卿会議召集の旨を告げ、この中で任命される17人の新しい枢機卿(有権枢機卿13名、非有権枢機卿4名)の名前を発表された。

10月8日・9日の両日、バチカンでは聖母マリアへの信心をテーマにした聖年行事として、ロザリオの祈りや教皇ミサが行われた。

9日、ミサの後半に唱えられた正午のアンジェラスの祈りの折、教皇は公開枢機卿会議の開催を告知。

「いつくしみの特別聖年」の終了日(11月20日)の前日19日(土)に枢機卿会議を開き、この中で5大陸11カ国から13人の有権枢機卿(教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿)を任命することを明らかにした。

そして、翌20日(日)「王であるキリスト」の祭日に、教皇はいつくしみの特別聖年の閉幕ミサを、新枢機卿らをはじめ、枢機卿団・司教・司祭らと共同司式したいと話された。

教皇は、新しい枢機卿たちが神のいつくしみの福音を世界のあらゆる場所で証しすることを願いつつ、これら13人の名前を次のように発表された。

(以下、発表順・敬称略・括弧内は出身国・所属修道会)

1.マリオ・ゼナーリ、駐シリア教皇大使(イタリア)

2.デュドネ・ヌザパランガ、バングイ大司教(中央アフリカ・聖霊会)

3.カルロス・オソロ・シエラ、マドリッド大司教(スペイン)

4.セルジョ・ダ・ロシャ、ブラジリア大司教(ブラジル)

5.ブレーズ・J・キュピック、シカゴ大司教(米国)

6.パトリック・ド・ロザリオ、ダッカ大司教(バングラディッシュ・聖十字会)

7.バルタサル・エンリケ・ポラス・カルドソ、メリダ大司教(ベネズエラ)

8.ジョセフ・ド・ケセル、ブリュッセル大司教(ベルギー)

9.モーリス・ピア、ポートルイス大司教(モーリシャス)

10.ケヴィン・ジョセフ・ファレル、教皇庁信徒・家族・生命省長官(米国)

11.カルロス・アギアール・レテス、トラルネパントラ大司教(メキシコ)

12.ジョン・リバト、ポートモレスビー大司教(パプア・ニューギニア・聖心布教会)

13.ジョセフ・ウィリアム・トビン、インディアナポリス大司教(米国・レデンプトール会)

さらに、教皇は、教会の司牧に大きく貢献し、今は第一線を退いている名誉大司教1名・名誉司教2名、またキリスト者としてのはっきりとした証しを示した司祭1名を、先の13名と共に枢機卿団に加えたいと述べ、次の80歳以上の(教皇選挙の投票権を持たない)新枢機卿4名の名前を発表。

ここに任命される人々は、神のいつくしみの愛を告げながら、神の民を育て、主の群れの世話をし、信仰を証しする多くの司教・司祭たちの代表であると話された。

1.アンソニー・ソテル・フェルナンデス、クアランプール名誉大司教(マレーシア)

2.レナート・コルティ、ノヴァラ名誉司教(イタリア)

3.セバスティアン・コト・コアライ、モハレス・フーク名誉司教(レソト・オブレート会)

4.エルネスト・シモーニ、シュコドラ=プルト大司教区・司祭(アルバニア)

教皇は、これらの新しい枢機卿たちがいつくしみ深く忠実な大祭司キリストに従い、信仰と交わりの見える一致のしるしである教皇を助けることができるよう、皆に祈りを呼びかけられた。








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