2016-10-02 17:17:00

教皇、アゼルバイジャンの大統領・政府要人らと


10月2日、アゼルバイジャンを訪問した教皇フランシスコは、イルハム・アリエフ大統領はじめ、同国の要人らとお会いになった。

首都バクーの大統領府で歓迎式に臨まれた教皇は、続いてアリエフ大統領と官邸で個人会談を持たれた。

この後、教皇は、アゼルバイジャンの自由と国家の統一のために命を落とした人々に捧げられた戦没者記念廟を訪問し、祈りを捧げられた。

バクーのアリエフ・センターでは、アゼルバイジャンの各界要人との出会いが行われた。

この席で教皇は、アゼルバイジャンが今月18日に独立25周年を迎えることに触れ、同国のこれまでの発展を振り返ると共に、今後の課題を共に考えられた。

教皇は、アゼルバイジャンのこれまでの経済・社会の目覚しい発展と、そのための大きな努力を称賛。

同国が弱い立場の人をはじめ、すべての人々に関心を持ち、異なる民族・宗教による多文化の長所を認識した社会の構築を続けることを期待された。

アゼルバイジャンが文化・宗教間の協力の道を引き続き歩むことをを強く希望された教皇は、市民の一人ひとりが共通善に寄与することで、社会に平和と調和に満ちた共存を実現して欲しいと話された。

また、教皇は、国内同様、国家間においても、アゼルバイジャンが賢明さと勇気をもって恒久的な合意と平和を追求し、人民を苦しみや分裂から遠ざけ、真の発展と自由に導くよう励まされた。

教皇は、コーカサス地方が対話と交渉を通じて係争を乗り越え、かつて聖ヨハネ・パウロ2世が同国訪問で述べたように、「東洋と西洋を結ぶ扉」となることができるようにと願われた。








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