教皇フランシスコは、イタリア中部を襲った地震の被災者らのために、具体的な連帯を呼びかけている。
教皇は8月26日、ツィッターを通し、「苦しむ人々を慰めることで、わたしたちはよりよい世界を築くことができるでしょう」とメッセージをおくられた。
8月24日未明イタリア中部で発生した地震による犠牲者は、26日午後には、268人に達している。現地では瓦礫の下の被災者の捜索と救助が続いているが、度重なる余震のためにその活動は容易ではない。
被災者への具体的な寄添いのしるしとして、教皇は、24日にはバチカンの消防隊員らを現地に派遣。
翌25日には、バチカンの警察官たちも、イタリアの当局と協力し、被災地での救援活動に加わっている。
バチカンの6人の消防隊員らは、アマトリーチェに到着した24日、3歳の男の子の救出に携わった。男児は子ども部屋から無事に救出されたが、別の部屋に寝ていたその両親と、姉である10歳の女の子は助からなかったという。
消防隊員らは、教皇が祝別したロザリオやカードを持って現地に赴いており、これらを通して被災者たちに教皇の祈りと連帯を伝えている。
また、バチカンのスイス衛兵隊では、隊員らが被災地のために献血を行なった。
バチカン市国の医師や看護師らも、現地に向かう準備をしているという。
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