2016-07-20 18:17:00

「クラクフへの歩みが信仰と兄弟愛の巡礼となるように」教皇、ポーランド訪問を前に


教皇フランシスコは、間もなく始まるポーランド訪問を前にビデオメッセージをおくられた。

教皇は、7月27日から31日まで、「第31回世界青年の日・クラクフ大会」参加のため、ポーランドを司牧訪問される。

メッセージの中で教皇は、世界の若者たちとポーランド国民との出会いに大きな期待を表明。「いつくしみの聖年」に行われるこの訪問が、神のいつくしみのしるしのもとに行なわれ、「世界青年の日」の創設者であり、ポーランドの自由への歩みの導き手となった聖ヨハネ・パウロ2世の思い出をたどるものとなることを願われた。

ポーランドの若者に向けて教皇は、大会に向けて特に祈りをもって精神的準備を行なうよう招くと共に、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジア、オセアニアの各大陸の青年らに、クラクフへの歩みが信仰と兄弟愛の巡礼となるようにと希望された。

憐れみ深い人々は、幸いである。その人たちは憐れみを受ける」(マタイ5,7)というイエスのことばを体験する恵みを教皇は若者たちのために祈り求めながら、クラクフでのこの出会いが、世界に新しい調和のしるし、神のいつくしみの御顔であるイエスのもとに一致した、様々な個性、民族、言語、文化のモザイクをもたらすことができるようにと抱負を述べられた。

教皇はポーランドの信者たちへの言葉で、多くの試練を信仰の力によって乗り越えてきた同国の歴史に言及。ポーランド国民を常に支える聖母への崇敬に触れた教皇は、チェンストホヴァへの巡礼を通してこの信心に触れたいと話された。

ポーランドの教会関係者、そして信者たちにこの訪問準備における感謝を伝えながら、教皇は特にヨハネ・パウロ2世が大切にしていた「家庭」を同国がこれからも守っていくよう励まされた。

教皇は人々の祈りに一致しつつ、「ポーランドでお会いしましょう」と呼びかけられた。








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