教皇フランシスコは、バチカンで7月17日、日曜の祈りの集いを持たれた。
教皇は、先週7月14日のフランス革命記念日の夜にニースで起きた大惨事に触れ、試練にあるフランス国民に心を寄せると共に、あらゆるテロリズムの終結と、兄弟愛に満ちた平和な世界の構築を呼びかけられた。
ニースでの事件直後、教皇は地元教会関係者に宛てた電報で、幼い子どもたちを含む多くの無辜の人々を殺害した無分別な憎悪と暴力に対し、憤りと悲しみを表されている。
この祈りの集いで再び犠牲者らを思い起こされた教皇は、次のように述べつつ、信者たちを沈黙の祈りに招かれた。
「先週の木曜日に起きたニースでの出来事は、いまだわたしたちの心に大きな悲しみを残しています。
この事件は罪なき多くの人々、また子どもたちの生命を奪いました。多くの負傷者たちは今も苦しみの中にあります。これらの人々のために、わたしたちも共に祈りを捧げましょう。
わたしは犠牲者たちのご家族、また悲しみの中に沈むフランス国民のかたわらに祈りをもって留まりたいと思います。
いつくしみ深い御父なる神が、すべての犠牲者たちをその永遠の憩いの中に導き入れてくださいますように。
そして、負傷者たちのすみやかな回復と、家族の皆さんに天からの慰めが豊かにあるよう祈ります。
神があらゆる憎悪と、恐怖、死の計画を打ち崩し、もう誰一人、兄弟の血が流されることのないよう守って下さいますように。
今、わたしは父として、また兄弟として、ニースの住民たち、およびフランス全体を抱きしめたいと思います」。
All the contents on this site are copyrighted ©. |