教皇フランシスコは、7月の祈りの意向について、ビデオメッセージをおくられた。
カトリック教会は、月ごとに「教皇の祈りの意向」を示し、全教会に対し、毎日の祈りにおいてこれらの意向に沿って祈るよう招いている。
教皇の祈りの意向には、「世界共通」のものと、「福音宣教」のための意向の、2つがある。
2016年7月の教皇フランシスコの祈りの意向は次のとおり。
世界共通の意向
先住民族の人々のために
「アイデンティばかりか、その存在自体までもが脅かされている先住民族の人々に、尊敬の念が向けられますように」。
福音宣教の意向
ラテンアメリカとカリブ諸島のために
「ラテンアメリカとカリブ諸島の教会が、その地で果たすべき使命を担い、新たな活力と情熱によって、福音を告げ知らせることができますように」。
教皇は特に世界共通の意向について、ビデオの中で、先住民族の女性の問いに答える形で、次のように話された。
先住民族の女性「先住民族の人々を代表して、お願いしたいと思います。わたしたちの生活様式、わたしたちの権利、わたしたちの伝統が尊重されますように。この願いに耳を傾けてもらえるでしょうか」
教皇「わたしは先住民の人々の最も深い願望を繰り返し、伝えたいと思います。アイデンティティはもとより、その存在までもが脅かされている先住民の人たちが尊重されることを心から祈りながら、あなたがわたしの呼びかけに一致してくれることを願います。」
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