教皇フランシスコは、バチカンで5月1日、日曜正午の祈りを巡礼者と共に唱えられた。
集いの挨拶で教皇は、この日に復活祭を迎えた東方教会の信者たちにお祝いの言葉を述べ、復活された主がすべての人にその光と平和を与えてくださるようにと祈られた。
また、シリアにおける暴力の連鎖が生む、人道的に悲惨な状況を教皇は深く憂慮。アレッポなど各地で、子ども、高齢者、隣人の支援に奉仕する人々の命までもが奪われる状況に苦しみを表された。
教皇は紛争に関わるすべての側に、対立を止め、平和への唯一の道としての対話を強化するよう呼びかけられた。
祈りの前の説教では、教皇はこの日の福音朗読箇所、ヨハネ福音書14章、イエスの弟子たちに向けた「聖霊を与える約束」(14,23-29)を取り上げられた。
イエスは、将来弟子たちがみなしごとならず、守られ、支えられるようにと、聖霊を遣わす約束をされたことを教皇は観想。
また、聖霊の、イエスの教えを思い起こさせ、イエスの平和を与えるという役割をも指摘された。
教皇は、聖霊を「内的な師」「日常生活におけるキリストの生き生きとした記憶」としてわたしたちが従順に受け入れることができるようにと祈られた。
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