2016-01-31 18:00:00

フィリピン・セブで開催の国際聖体大会に教皇メッセージ


教皇フランシスコは、1月31日、フィリピンで開催された国際聖体大会にメッセージをおくられた。

聖体大会は、聖体への信心を促進するための聖職者と信徒の集会で、国際レベルのものと各国レベルのものがある。国際大会は4年ごとに開催地を変えて行われる。

フィリピン・セブで1月24日から開かれていた第51回国際聖体大会は、この日、閉会ミサをもって終了した。

教皇フランシスコは、閉会ミサの参加者らにビデオメッセージを通して一致を示された。

この中で教皇は、昨年1月に行われたフィリピン司牧訪問を回想。この訪問で触れた同国の信者の深い信仰と教会への愛、生き生きとした宣教精神を思い起こされた。

聖体大会のテーマ、「あなたがたの内におられるキリスト、栄光の希望」(コロサイ1,27)を掲げられた教皇は、復活されたイエスは常にご自身の教会の中、特に聖体の中に生き、現存しておられると強調。

わたしたちの間におけるキリストの現存は、単なる慰めではなく、永遠の喜びと平和の約束、また御父の優しさと赦しをすべての人に伝えよとの、宣教への招きでもあると述べられた。

紛争や不正、人道危機の広がる今日の世界で、このメッセージがいかに必要とされているかと説く教皇は、いつくしみの聖年にあたり、傷ついた人類に神の愛のいつくしみの香油をもたらし、絶望のあるところに希望を運ぶことができるようにと願われた。

メッセージの最後に、教皇は次回2020年の国際聖体大会の開催地がハンガリーのブダペストで開かれることを発表された。








All the contents on this site are copyrighted ©.