2016-01-26 18:43:00

ローマの聖パウロ大聖堂でエキュメニカルな祈りの集い


教皇フランシスコは、1月25日、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂でエキュメニカルな祈りの集いをとり行われた。

1月18日より25日まで「キリスト教一致祈祷週間」が開催された。キリスト教諸教会の間で毎年記念される同週間は、「すべての人を一つにしてください」(ヨハネ17,21)という最後の晩餐でのイエスの祈りを思い、同じキリスト者として、共に祈り、分かち合い、一致の精神を示すことを目的としている。

今年のテーマは、「主の力あるわざを、広く伝えるために招かれて」(参考:1ペトロ2,9)。

使徒聖パウロの回心を記念した25日、祈祷週間の最終日を迎え、聖パウロ大聖堂でとり行われた夕べの祈りには、正教会、聖公会、他のプロテスタント教会など、ローマのキリスト教諸教会の代表が集った。

教皇は集いの説教で、キリスト教徒間の分裂に対し、キリストの体を傷つけるものとして、神に赦しを願われた。

また、同時に、カトリック信者の、他のキリスト教会に対する「福音的でない態度」についても赦しを求められた。

カトリック教会が現在「いつくしみの特別聖年」を記念していることに触れた教皇は、今日、他の教会の参加者らと共に聖パウロ大聖堂の「聖年の扉」をくぐったように、わたしたちを救いに導く唯一の扉は、主イエス・キリストであると強調、御父のいつくしみにキリスト者の一致の恵みを祈られた。








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