教皇フランシスコは、4月に記念される「少年少女の聖年」にメッセージをおくられた。
カトリック教会が現在開催している「いつくしみの特別聖年」の公式行事として、4月24日に「少年少女の聖年」が行なわれる。
この日は、13歳から16歳を対象に、祈りやイベントが予定されている。
メッセージで教皇は、いつくしみの聖年という貴重な機会に少年少女たちを招きながら、「御父のようにいつくしみ深く育つ」ことを願われている。
いつくしみ深い人に成長するとは、私欲の無い愛における勇気を学ぶこと、体と共に精神的にも大きく育つことと教皇は説明。
「皆さんは、勇気ある行為と選択ができ、毎日、小さなことからでも、平和な世界のために貢献できるキリスト者となるための準備をしているのです」と記されている。
「皆さんの年齢は目ざましい変化の時であり、そこではすべてが可能のようで、また不可能であるかのように見える時」と教皇は指摘しつつ、「主に確かな希望を置き、信仰の歩みにしっかりと留まりなさい。主はわたしたちに逆風の中を行く勇気を与えてくれます」と励まされている。
この機会に、戦争や貧困や疎外の中に置かれた少年少女たちの存在に思いを向けられた教皇は、「希望を失ってはいけません。主は皆さんと共に実現する大きな夢を持っておられます」「よく聞かれる憎しみや恐怖の言葉を信じてはいけません。これに対して、新しい友情を築いてください」と呼びかけている。
聖年は皆のもの、と教皇は述べながら、ローマのほかに各地の教会で祝われる行事に喜びをもって参加するよう少年少女たちに希望された。
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