2016-01-06 16:01:00

教皇の1月の祈りの意向「誠実な諸宗教対話による平和と正義の実りを」


教皇フランシスコは、1月6日、今月の祈りの意向について、ビデオメッセージをおくられた。

カトリック教会は、毎月の「教皇の祈りの意向」を示し、世界中の教会が毎日の祈りの中でその意向に沿って祈りを捧げるよう勧めている。

教皇の祈りの意向には、毎月「世界共通の意向」と「宣教の意向」の2つがある。

今年からの新しい試みとして、教皇はビデオメッセージを通して祈りの意向について説明される。

初回である今月のメッセージを、教皇はスペイン語で行われた。

2016年1月の教皇の祈りの意向は以下のとおり。

世界共通の意向
「異なる宗教の人々との誠実な対話が、平和と正義の実りをもたらしますように」。

福音宣教の意向
「聖霊の恵みと共に、対話と兄弟的な慈愛を通して、キリスト者間の分裂を克服できますように」。

これらの意向について、教皇はビデオメッセージの中で次のように述べられた。

「世界の大部分の人々が何らかの宗教を信じていると言います。これゆえに諸宗教間の対話が必要となります。対話を通してのみ、わたしたちは不寛容と差別を取り除くことができるのです。

諸宗教対話は世界平和に必要な一つの条件です。これについて祈り、異なる考えを持つ人々との協力を続けなければなりません。

何か意味あることをしたいと思いますか。わたしは皆さんに今月の願いを託します。異なる宗教の人々との誠実な対話が、平和と正義の実りをもたらしますように。

多くの人が異なる考え方、異なる感じ方を持っています。人々は様々な方法で神を求め、神を見出します。ある人々は不可知論者だと言い、神が存在するのか、しないのかを知りません。ある人たちは無神論者であると宣言しています。

この多様性、すなわち、多くの宗教と宗教不在の中で、唯一確かなこと、それはわたしたちすべてが神の子であるということです。」

 

 

 








All the contents on this site are copyrighted ©.