2015-10-20 17:54:00

シノドス創設、50周年を記念


家庭をテーマとした世界代表司教会議(シノドス)が開催されているバチカンで、シノドス創設50周年を記念する集いが行われた。

シノドスが創設されたのは、第2バチカン公会議終了(1965年12月)前の同年9月のこと。

教皇パウロ6世は、使徒的書簡・自発教令「アポストリカ・ソリチトゥド」によって、シノドスを設け、教皇が普遍の教会を統治することにおいて、司教代表者らの会議が助言をもってそれを支えることができるようにした。

10月17日にバチカンのパウロ6世ホールで行われたシノドス創設50周年記念行事には、現在進行中のシノドス参加司教らをはじめ、多くの教会関係者が集った。

教皇フランシスコは挨拶の中で、パウロ6世が、公会議の体験を生き生きと保ち、その精神と方法を反映させることを目的にシノドスを開設したことを思い起こされた。

「シノドス」とは「共に歩む」という意味を持つが、シノドスの歩みは、神が第三千年期の教会に望まれる歩みであり、神の羊の群れと共に歩むという意味で、教会とシノドスはいわば同義語であると教皇は強調された。

シノドス的な教会は、耳を傾ける教会であると、互いに耳を傾け学び合うことの大切さを教皇は指摘。

シノドスが全教会の交わりというダイナミックさを表す中で、その最初の一歩は地方教会における人々とのつながり、日常の問題から始められなくてはならないと話された。

また、シノドス的な教会において、教皇が司教に代わって地方教会のすべての問題の判断を行なうことは適切ではないと述べ、「健全な意味での脱中央集中化」の必要を示された。








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