2015-09-21 18:08:00

キューバ:教皇「わたしたちに注がれるイエスの愛の眼差しを知る」オルギンでのミサ


キューバを訪れている教皇フランシスコは、9月21日、オルギンで市民参加のミサを捧げられた。

訪問3日目の午前、教皇は首都ハバナから、キューバにおいて3番目に人口の多い都市、オルギンへ向かわれた。

市内の広場でとり行われたミサで教皇は、イエスが徴税人マタイを弟子にするエピソード(マタイ9,9-13)を取り上げられた。

収税所に座ったマタイにイエスが注ぐ、愛の眼差しの強さを観想しながら、その同じイエスの眼差しを自分の人生の歴史の中に思い出して欲しいと、教皇は信者たちに招かれた。

わたしたちの個人の歴史を振り返る時、皆と同じように自分も罪びとであることに気づくが、イエスがわたしたちの人生に注ぎ続ける、そのいつくしみ深い眼差しを感謝と喜びをもって知ることが大切と教皇は強調。

「イエスの眼差しは、わたしたちがイエスに気づく前から注がれている」、「イエスはわたしたちの外見や、罪や、失敗や、社会的立場をも超えて、時に罪に汚されることはあっても、常にわたしたちの魂の奥深くにある、神の子としての尊厳を見つめている」と話された。

イエスは、まさに自分は神の前にふさわしくないと感じる人々のためにやって来たと説く教皇は、わたしたちの人生の道のりにイエスの眼差しが注がれ、その眼差しがわたしたちを喜びと希望で包むようにと祈られた。








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