2015-09-10 18:27:00

教皇「福音の喜び」をもってすべての人にキリストの証しを、新司教らに


教皇フランシスコは、9月10日、新しく任命された司教らに励ましを与えられた。

教皇がお会いになったのは、この1年間で任命・叙階された各国の司教ら108人で、うち17人は東方典礼の司教。司教らは教皇庁司教省および東方教会省が主催したセミナーに参加していた。

参加者への挨拶で教皇は、復活のキリストを証しすることが、司教の最も大切で代わることのできない仕事であると強調。そして、すでに教会に通う人、教会から遠ざかった人、まだキリストを知らない人、これらすべての人に「福音の喜び」をもってイエスを証しして欲しいと願われた。

普段から教会に通い、ミサに与っている信者らに対しては、教育者的立場からこれらの人々を霊性・教理的に指導し、聞きなれたと思いがちな御言葉の中に深く隠された神の御顔を改めて示すことで、彼らを「タボル山」の高みへと導くよう勧められた。

一方、洗礼を受けたが、信仰に失望した、あるいはキリスト者であるために要求されることが多すぎるように感じ、教会に来なくなった信者たちについては、彼らの「エマオ」への歩みを共にしながら、静かな光で照らし、その目を信仰の神秘に再び開かせなくてはならないと話された。

さらに、イエスをまだ知らない人々、あるいはイエスを拒否する人々には、まず歩み寄り、彼らが人生においてしがみついているものが何なのかを知ることが大切と教皇は指摘。これらの人々に救いはすぐそこまで来ていることを告げ、イエスが今日あなたの家に入りたいと言われている、その木から降りてきてくださいと、恐れず呼びかけるよう、宣教者としての姿勢を司教らに望まれた。

 








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