ハンガリーのエステルゴム=ブダペスト名誉大司教、ラズロ・パスカイ枢機卿が、8月17日、逝去した。89歳だった。
パスカイ枢機卿は、1927年、ハンガリーのセゲドで生まれた。1945年、フランシスコ会に入会。1949年、荘厳誓願。1951年、司祭叙階。
ハンガリーにおける修道会の活動が制限・禁止された後、ナジバーラド(現在のルーマニア・オラデア)教区で司牧。1955年からセゲドの神学校で教鞭を取った。
1978年、教皇パウロ6世により、ヴェスプレームの管理者に任命され、同年、司教叙階。1982年、教皇ヨハネ・パウロ2世からカロチャ大司教区の協働司教とされる。
1986年から90年、ハンガリー司教協議会会長。1987年、エステルゴム大司区(1993年よりエステルゴム=ブダペスト大司教区)の大司教、ハンガリー主席司教となった。
1988年、ヨハネ・パウロ2世により枢機卿に任命された。
教皇フランシスコは、エステルゴム=ブダペスト大司教・ペーター・エルド枢機卿に宛てた弔電で、パスカイ枢機卿を失ったハンガリーのカトリック教会の悲しみに心を合わせると共に、教会に長く奉仕した同枢機卿を神のいつくしみ深い愛に委ね、冥福を祈られた。
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