2015-07-09 15:50:00

南米歴訪:教皇、第2の訪問国ボリビアへ


南米3カ国を歴訪中の教皇フランシスコは、7月8日現地時間午後5時過ぎ、第2の訪問国、ボリビアに到着された。

この日、教皇はエクアドルの首都キトでを後にされ、特別機でボリビアのラパスに向かわれた。

夕方のラパスのエル・アルト空港では、民族衣装の子どもたちや多くの市民が教皇を歓迎した。

教皇は出迎えたエボ・モラレス大統領と並んで歓迎式に臨まれた。

到着の言葉で、ボリビアを訪れた大きな喜びを表された教皇は、高原や、渓谷、アマゾン、砂漠、湖などからなるボリビアの美しい自然、そして何よりも様々な文化や民族からなる国民に言及。

この多様性は同国の豊かさであり、相互尊重と対話への常なる呼びかけを生むものでもあると話された。

教皇はこの訪問を通して、復活されたイエス・キリストにおける人々の信仰を強め、地上の巡礼者であるわたしたちがイエスの愛を証しし、より良い社会のパン種となり、正義と連帯に満ちた社会の構築のために協力できるよう、皆を励ましたいと述べられた。

人民の統合的発展は、誰も排除されないという価値のもとに人々が成長することをも含んでいると教皇は強調。発展が物質的なものだけに留まるならば、持つ者と持たざる者との間に再び差異が生まれるだろうと警告された。

また、母なる教会の名のもとに社会に呼びかける牧者たちの声は、預言的なものでなくてはならないと述べる教皇は、なぜなら教会は母として、一番最後にいる人々、見捨てられた人々、疎外された人々に対する福音的な優先をもって、話し行動するからであると説かれた。

深く固い絆で結ばれた家庭の上に人類の共存があり、子どもたちの教育を通して社会の未来が保証されていくとも教皇は話し、社会の基礎単位である家庭への関心を呼びかけられた。

空港での歓迎式に続き、教皇はラパス市内の大統領官邸でモラレス大統領と会談、司教座大聖堂でボリビアの各界要人との出会いを持たれた。

同日夜、教皇はラパスから、サンタ・クルス・デ・ラ・シエラに移動された。サンタ・クルスで、教皇はボリビア国内の聖体大会の開幕ミサを捧げられる。








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