2015-06-10 18:46:00

教皇、プーチン露大統領と会談


教皇フランシスコは、6月10日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を迎えられた。

プーチン大統領が現教皇をバチカンに訪問するのは、2013年11月以来。

今回の教皇と露大統領との会談は、およそ50分間におよび、この後、随行員の紹介や贈り物の交換が行われた。

プーチン大統領は、教皇にモスクワの救世主ハリストス大聖堂の刺繍画を贈った。一方、教皇からは、平和の天使と正義に基づく連帯と平和ある世界の構築への招きをテーマにした記念メダルと、使徒的勧告「福音の喜び」が贈られた。

対談では主にウクライナと中東の情勢について意見が交換された。

ウクライナ情勢について、教皇は平和実現のための誠実かつ大きな努力の必要を強調すると共に、対話を再び取り戻し、ミンスク合意履行のためすべての当事者が努力することの重要性を示された。

また、厳しい人道的状況に対応するために人道要員のアクセスを確保し、すべての関係者が地域の緊張緩和に努めることが願われた。

中東、シリア、イラクの紛争については、キリスト教徒を始めとする少数派をも含めた社会のすべての構成員の生活を保証できるよう、国際社会の具体的な関心のもとに、平和を追求することが急務とされた。








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