2015-06-05 14:43:00

教皇、サラエボ訪問へ、テーマ「あなたがたに平和があるように」


教皇フランシスコは、6月6日(土)、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボを司牧訪問される。

ローマ教皇のサラエボ訪問としては、これまでヨハネ・パウロ2世の2回の訪問がある。ヨハネ・パウロ2世はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争直後の1997年、サラエボ入りし、平和と和解を強く訴えた。さらに2003年、同教皇は福者イヴァン・メルツ(1896-1928)の列福式のため再び同地を訪れている。

ヨハネ・パウロ2世の訪問と同様、今回、教皇フランシスコもまた、平和の使徒としてサラエボを訪れる。訪問のテーマは「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20,19)。

教皇は出発に先立つ6月2日、ボスニア・ヘルツェゴビナの国民にビデオ・メッセージをおくられた。この中で教皇は、同国のカトリック信者の信仰を励まし、エキュメニカル対話および諸宗教対話を支えると共に、特に同国における平和的な共存を励ましたいと、この訪問目的を述べている。

6日朝、教皇フランシスコは特別機でサラエボに到着。大統領官邸での歓迎式の後、大統領評議会を訪問。ムラデン・イヴァニッチ現議長はじめ評議会メンバーとの会談、各界要人との会見に臨まれる。

続いて、アシム・フェルハトヴィッチ・ハセ競技場で教皇は市民参加のミサを司式される。

ミサ終了後、バチカン大使館で、教皇とボスニア・ヘルツェゴビナの司教団との集い。

午後、教皇は、先の紛争による破壊から修復された司教座聖堂で、司祭・修道者・神学生とお会いになる。

さらに、教皇はフランシスコ会の国際学生センターで、正教会、ユダヤ教、イスラム教の代表者と会見。

最後に、サラエボ教区・青少年司牧センター「ヨハネ・パウロ2世」で若者たちとの集いに参加。

空港での送別式を経て、同日夜ローマに戻られる。








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