2015-05-22 18:19:00

オスカル・ロメロ大司教の列福式、サンサルバドルで


オスカル・ロメロ大司教の列福式が、5月23日、エルサルバドル首都サンサルバドルでとり行われた。

福者オスカル・アルヌルフォ・ロメロ・イ・ガルダメス大司教は、1917年、エルサルバドルのシウダード・バリオスに生まれた。教皇庁立グレゴリアン大学で学んでいた1942年、ローマで司祭叙階。帰国後は、小教区、神学校、教区新聞、中米司教協議会などのために働いた。1970年、サンサルバドル補佐司教。1974年、サンチアゴ・デ・マリア司教。1977年、サンサルバドル大司教となった。厳格で簡素な生活、深い精神性で知られたロメロ大司教は、貧しい人々を愛し、人権を擁護し、軍事政権下のエルサルバドルにおける暴力や搾取、不正を告発した。1980年3月24日、ミサを捧げている最中に撃たれ殺害された。

ロメロ大司教は暗殺の直後から、エルサルバドルの信者たちから殉教者と見なされた。1997年に始まった正式な列福調査で神のしもべと認定。今年2月に殉教者として列福が決定した。

列福式には、教皇フランシスコの特使として教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿が参加した。








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