2015-04-06 18:42:00

復活の月曜日:「良き知らせを告げ、分かち合う」教皇、レジナ・チェリの祈りで


4月6日「復活の月曜日」、教皇フランシスコはバチカンで正午の祈りを信者と共に唱えられた。

この日のローマは、前日の雨とは打って変わり、すがすがしい青空が広がった。復活祭明けの月曜日(イースター・マンデー)は、イタリアをはじめヨーロッパ諸国では祝日であることから、多くの巡礼者がバチカンを訪れた。

教皇は集いの説教で、同日の福音朗読箇所(マタイ28,8-15)、イエスの受難後、安息日の翌朝、墓を見に行った婦人たちのエピソードを振り返られた。

イエスの墓に向かった婦人たちは、開いた墓を見、天使がイエスは「復活なさったのだ」というのを聞いた。そして、弟子たちに知らせに走っていく途中、イエスに出会った。イエスは言われた。「行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる」(マタイ28, 10)。

イエスの宣教開始の地であるガリラヤは中心から外れた地方だったが、復活の福音がまさにそこから再出発したのは、すべての人々に福音が告げられ、今もおられ、歴史の中で働かれる復活の主と一人ひとりが出会えるようになるためであったと、教皇は指摘。

洗礼によって、わたしたちもまたキリストにおいて復活し、死から命へ、罪への隷属から愛の自由へと移ったが、この良き知らせをわたしたちは聖霊に力づけられてあらゆる場所で告げなければならないと呼びかけられた。

復活の喜ばしい知らせが、わたしたちの顔や心や、行動や、人々に接する態度ににじみ出るようにと願われた教皇は、喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣き、悲しむ人、希望を失いかけた人に寄添いながら、その良き知らせを人々と分かち合うようにと説かれた。

主の復活の喜びがわたしたちの中で大きく育つよう、御子の死と復活の静かな証し人、聖母マリアに祈りましょうと招きながら、教皇は復活節の聖母賛歌「レジナ・チェリ」(天の元后)を信者と共に唱えられた。

 

 








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