2015-03-15 13:20:00

教皇、パキスタンでの教会へのテロの犠牲者を悼む、バヌアツのサイクロン被害にお見舞い


教皇フランシスコは、3月15日、日曜正午の祈りの集いで、パキスタンのキリスト教会へのテロと、バヌアツのサイクロン被害に言及された。

パキスタンのラホールで、同日、2つのキリスト教教会がテロ攻撃を受け、多くの死者・負傷者を出したことに、教皇は大きな悲しみを表された。

「キリスト教徒は迫害されています。わたしたちの兄弟たちは、ただキリスト教徒であるという理由だけで血を流さねばなりません」と述べた教皇は、テロの犠牲者と遺族のためにご自身の祈りを約束された。

教皇はパキスタンに平和と一致の恵みを祈りながら、キリスト教徒への迫害がなくなり、平和が訪れるようにと強く願われた。

また、南太平洋バヌアツが大型サイクロンによって受けた深刻な被害を憂慮された教皇は、犠牲者や負傷者、家屋を失った人々のために祈り、国民に連帯を表明された。そして、救助と支援のために現地に速やかに赴いた人々に感謝を述べられた。

集いの説教では、教皇はこの日の福音朗読箇所(ヨハネ3,14~21)、イエスのニコデモへの言葉を観想された。

「神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3,16)という言葉を聞きながら、心の眼差しを十字架のイエスに向け、わたしたちをこれほどまで愛される神を自分たちの内に感じるようにと招かれた。

そして、聖書全体、すべての神学を要約するならば、それは「神はわたしたちを無償で無限の愛で愛される」ということと強調された。








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