2014-12-28 17:01:00

聖家族の祝日:教皇「家族を愛することは人生を愛すること」


教皇フランシスコは、28日、バチカンで行われた家族の集いに出席された。

カトリック教会の暦では、「主の降誕」から最初の日曜日に、イエス、マリア、ヨセフからなるナザレの「聖家族」を祝う。

この聖家族の日、パウロ6世ホールには、両親と大勢の子どもたちそして祖父母から構成される、たくさんの「大家族」が集った。このイベントは、教皇庁家庭評議会と、北イタリア・ブレーシャに10年前に発足した「イタリア大家族の会」の主催によって行われた。

にぎやかで喜びあふれるこの出会いで、教皇はにこやかに子どもたちを祝福され、大人たちを励まされた。

参加者に対し、教皇は「家族を愛される皆さんは、人生を愛しておられることがよくわかります」と語りかけ、「母性・父性は神の恵みですが、その恵みを受け入れ、その素晴らしさに目を開き、それを社会に輝かせるのは皆さんの課題です」と述べられた。

「皆さんのお子さんたち一人ひとりが、人類の歴史の中でかけがえのない、たった一つの存在です。一人ひとりが神様から望まれた存在であることを知る時、子どもというものがいかに偉大な奇跡であるかに驚かされます。子どもは人生を変えるのです」と、教皇は両親らに説くと共に、「皆さんは、一人ひとりが唯一の存在です。でも皆さんは一人ぼっちではありません。多くの兄弟に囲まれているのはよいことです」と子どもたちに話された。

また、祖父母たちの助けの重要性と、彼らが子どもたちに伝えるべき価値を教皇は強調。

「エゴイズムが横行する現代社会において、大きな家族は連帯と分かち合いの学び舎です。連体し、分かち合う行為は、社会全体に善をもたらすものです」と述べた教皇は、行政に対し、大家族により多くの関心と支援を願われた。








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