教皇、トルコ司牧訪問へ

教皇フランシスコは、28日より３日間の日程でトルコ司牧訪問を行われる。

これは、教皇フランシスコの第６回目の海外訪問となる。トルコ大統領、正教会のバルトロメオ１世・コスタンティノポリ総主教、トルコ・カトリック司教協議会の招きに応えるこの訪問で、教皇はアンカラとイスタンブールの２都市に赴かれる。

11月28日（金）、教皇は午前、ローマを特別機で出発、現地時間・同日午後、トルコの首都アンカラのエセンボーア空港に到着。最初にアンカラ市内のアタテュルク廟に向かわれる。次いで大統領府での歓迎式に臨み、エルドアン大統領への表敬訪問、各界要人との出会い、ダーヴトオール首相および宗教庁の代表らとの会談を行なわれる。

29日（土）午前、教皇はアンカラからイスタンブールへ移動。市内のアヤソフィアとスルタンアフメト・モスクを訪問される。午後、カトリック司教座である聖霊大聖堂でトルコの教会関係者と共にミサ。続いて、ファナリ地区にある正教会の総主教座・聖ゲオルギオス大聖堂でエキュメニカルな祈りの集い、総主教館でバルトロメオ１世との個人会談を行なわれる。

30日（日）午前、教皇はイスタンブールのバチカン代表事務所でトルコのユダヤ教の主席ラビと会見。この後、正教会・総主教座・聖ゲオルギオス大聖堂で典礼に参加。エキュメニカルな祝福と共同声明への署名を行い、総主教府でバルトロメオ1世と昼食を共にされる。夕方、イスタンブールのアタテュルク国際空港よりローマへ戻られる。