2014-10-15 19:26:51

教皇フランシスコ「キリスト教的希望は単なる楽天主義ではない」 水曜一般謁見(2014.10.15)


10月15日水曜恒例の教皇一般謁見の席上教皇フランシスコはそのカテケシス(教会の教えの解説)で、この日はキリスト教的希望について語り、キリスト教における希望は単なる楽天主義に留まることなく、「真摯にイエス・キリストを待望することである」と語った。教皇の話は次の通り。


親愛なる兄弟姉妹の皆さん、おはようございます。
教会についてのカテケシスを続けながら今日は、わたしたちのキリスト教的希望について考察してみたいと思います。
わたしたちは世の終わりのキリスト再臨に際して、神の約束の完全なる成就を待ち望んでいます。
使徒聖ヨハネはキリスト再臨の際の主と人々との喜ばしい出会いを、その黙示録の中で「花婿との出会いに向かう花嫁のように美しく着飾った新しいエルザレムの街が天から下ってくる様になぞらえて」描いています。
この婚姻という比喩には深い真理が含まれています。
イエスは受肉することによって人性をご自分のものとされました。 イエスが再臨される時、天の婚宴の祝いにおいてこの神秘的な婚姻の成就をわたしたちも見ることになるでしょう。
また新しいエルサレムという象徴も、教会は神のご計画において、全ての人々が完全な調和と幸いなる平和の中に生きることの出来る街であるという意味を含んでいます。ですから、キリスト教的な希望は主の来臨と人類家族のための神の救いのご計画の実現に対するわたしたちの喜ばしい期待のことなのです。
いつの時代も教会はこの希望のランプを全世界の前に高々と掲げてきました。今日もこのランプを信仰の油によってますます輝かせ、さらに、わたしたち自身の生活と神の約束に対するわたしたちの証しが信憑性あるものとなるよう心から希望しております。








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