2014-09-15 18:54:31

教皇フランシスコのアルバニア司牧訪問
殉教者たちの信仰と諸宗教対話


バチカン教皇庁報道官フェデリコ・ロンバルディ神父より教皇フランシスコのアルバニア司牧訪問の概要が発表された。

教皇フランシスコのアルバニア訪問は来る9月21日日曜日に予定されている。教皇フランシスコの第4回目の国外司牧訪問、ヨーロッパの国では第一回目の訪問に当たる。
今回の教皇司牧訪問の主要テーマは「殉教者たちの信仰」と「諸宗教間の対話」。

教皇のアルバニア訪問は1日だけと短いものだが大変内容の濃いものとなる。この度の訪問の中心は無神論共産主義の政権下に犠牲となった多くの殉教者たちの信仰を思い起こし称えると共に諸宗教間の対話を促し奨励することにある。今回のアルバニア訪問は常に弱いもの、小さく、疎外されているものたちに対して強い共感を抱く教皇フランシスコの切なる希望の表れである。

国家の憲法の中に明記された無神論共産主義によって支配されていた長年間にわたって、アルバニアには多くの殉教者たちがその信仰のために生命を落とした。これらの殉教者たちの勇気とキリストの福音への忠誠を思い起こし記念するのは今日のキリスト者にとって大変有益なことである。またアルバニアには小さい国ながらいくつもの宗教が共存している、アルバニアにおける諸宗教の対話と共存は現代の世界の多くの国々にとって素晴らしいメッセージとなるとバチカン報道官は指摘している。

教皇のアルバニア訪問は首都ティラナを中心に行われる。教皇は6つの公式談話をイタリア語でされる。大統領官邸での歓迎行事の後直ちにマザー・テレサに捧げられた広場でミサが捧げられ、カトリック大学では諸宗教代表者たちとの出会いがもたれる。
新しく完成されたティラナ司教座大聖堂で夕の祈りを唱え、その間、共産政権下を宗教迫害を生き抜いた生存者たちの体験談などが発表される。教皇はその後障害を持つ子供たちや孤児たちの施設「ベタニア・センター」を訪問される予定。

ロンバルディ神父は懸念されている今回の司牧訪問に対するイスラム圏からの脅迫や反対などは一切ないと述べている。








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