教皇、イスラエルのペレス前大統領と会見

教皇フランシスコは、４日、イスラエルのシモン・ペレス前大統領とお会いになった。

ペレス前大統領はこの朝、バチカンに教皇を私的に訪問した。同前大統領は、在職中であった今年６月８日、教皇の呼びかけに答えて、パレスチナのアッバス大統領とバルトロメオ１世・コスタンティノポリ総主教と共にバチカンで行われた平和の祈りに参加している。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父によれば、ペレス前大統領は平和構築を目指す上での自らの考えを伝えるために、教皇との会見を希望していた。

教皇と前大統領との会談は45分間以上に渡り、ペレス氏は諸宗教指導者らの協力を得た平和推進の取り組みを提案したという。

教皇は前大統領の提案に尊重をもって耳を傾けられ、諸宗教対話評議会や正義と平和評議会など、バチカンの関係機関に伝えることを約束された。