2014-08-20 19:04:05

韓国司牧訪問について報告、教皇一般謁見


教皇フランシスコは、20日、バチカンのパウロ6世ホールで、水曜恒例の一般謁見を行われた。

前々日、韓国司牧訪問から帰国されたばかりの教皇は、謁見中の講話でこの訪問について報告された。

教皇は韓国訪問の恵みを神に感謝され、殉教者たちの証しの上に築かれ、宣教精神の息づく、若くダイナミックな教会を目にした喜びを語られた。

めざましい経済発展をとげた韓国において、カトリック教会は先人たちの信仰遺産と、若い人々の未来の希望を共に守る存在であると教皇は指摘。これを表すものとして、教皇は滞在中、パウロ・ユン・ジチュン(尹持忠)と123人の同志殉教者の列福ミサと、第6回アジア・ユース・デーの2つの行事をとり行ったことを紹介された。

また、教皇は信徒によって生まれ、発展していった韓国の教会の歴史を回想。そしてその教会は発展と共に、非常に厳しい迫害にも耐えたことを思い起こされた。

さらに、教皇はこの訪問中、イエス・キリストにおける信仰とその愛への信頼のもと、戦争や分断に苦しむ朝鮮半島のすべての人々が兄弟愛と和解の道を歩めるよう祈ったと話され、これからもそのために祈る必要を示された。

教皇は、前日19日祖国アルゼンチンで親族3人を交通事故で亡くされた。教皇は謁見中、この悲しい出来事に言及された。そして、「教皇であるわたしにも家族があります。わたしたちは5人兄弟で、わたしには16人甥と姪がいます。このうちの一人の甥が交通事故を起こしました。彼の奥さんと、2歳の男の子、生後数ヶ月の赤ちゃんの2人の子どもたちが亡くなりました。甥は今、重体です。皆さんのお悔やみとお祈りに感謝します」と人々が寄せる祈りと言葉に感謝を表された。









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