2014-08-14 18:37:16

教皇、韓国大統領と会談、各界要人らとの出会い



14日、韓国・ソウルを訪れた教皇フランシスコは、青瓦台で朴槿惠大統領と会談された。

同日午前、韓国に到着した教皇は、午後から青瓦台(大統領府)の庭園で行われた歓迎式に朴大統領と共に出席。続いて、青瓦台内で大統領と個人会談を持たれた。

青瓦台迎賓館で行われた韓国各界要人およそ200人との出会いで、教皇は英語でスピーチを行なわれ、韓国を訪れた喜びを述べられた。

教皇は、同国が置かれた試練の中で正義と平和と一致の希望を保ち続ける姿勢は、国民だけでなく、地域と世界に恵みをもたらすだろうと、励ましをおくられた。

今回の訪問目的として、教皇はテジョンで開催のアジアのカトリック青少年の集い「第6回アジア・ユース・デー」を掲げながら、同時に18世紀後半から19世紀にかけての韓国の殉教者、パウロ・ユン・ジチュン(尹持忠)と123人の同志殉教者の列福式をもう一つの重要行事として提示。

この2つの行事は、信仰の殉教者である先人たちを称えると同時に、その遺産を現代の挑戦を生きる若者たちに伝えるという意味で、呼応し合うものと指摘された。

未来の世代にいかに精神価値を伝え、どのような社会を彼らのために用意すべきかを考える時、若者たちに平和の賜物を伝えることがとりわけ重要となると教皇は話し、朝鮮半島の和解と安定のための韓国の努力を称賛された。

また、平和は、単に戦争の不在だけでなく、正義の業でもあると述べた教皇は、徳としての正義は、過去の不正を忘れないだけでなく、赦しと寛容、協力を通してそれを乗り越えることを必要とすると話された。

教皇は社会のすべての人々が尊重されるよう、開かれた交流・対話・協力の精神の推進を呼びかけると共に、声をもたない貧しい人々や弱い立場の人々への物質的・精神的双方の支援を願われた。









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