2014-08-11 19:13:48

教皇「イラクでの暴力は神と人類への冒涜」、フィローニ枢機卿を現地に派遣


教皇フランシスコは、10日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えられた。

この集いで教皇は、イラクの現状に大きな苦しみを表された。

キリスト教徒をはじめ、何万人もの人々が乱暴に家を追われる中、子どもたちが飢えや渇きで命を落とし、女性たちは拉致され、いたるところで行なわれる破壊が家屋や、宗教・文化・歴史遺産を失わせている状況を、教皇は「神と人類への重大な冒涜」「神の名の下に憎しみをもたらし、戦争をすることは許されない」と強調。

一方で、これらの兄弟姉妹を勇気をもって助ける人々に感謝を述べると共に、国際レベルの効果的な政治解決によって、この犯罪を止め、法治を取り戻す必要をアピールされた。

教皇は、イラク国民へのご自身の精神的一致のしるしとして、教皇庁福音宣教省長官、フェルディナンド・フィローニ枢機卿を現地に派遣することを明らかにされた。

また、教皇は停戦と戦闘が繰り返されるパレスチナ・ガザの状況に言及。子どもたちをはじめ無実の市民の犠牲を憂慮された。

教皇は平和の賜物を神に祈ると共に、わたしたちが正義と平和の作り手となれるよう、聖母の取次ぎを祈られた。








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