2014-08-08 14:25:17

教皇、イラクのキリスト教徒の状況を憂慮


教皇フランシスコは緊迫するイラク情勢に深い関心を寄せ、キリスト教徒をはじめ一般市民の状況を深く憂慮しておられる。

バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父は、教皇の名の下に声明を発表。この中で、教皇がイラク北部の悲劇的な状況を注視し、無防備な一般市民、特に激しさを増す暴力から逃れ、住み慣れた土地を後にする現地のキリスト教共同体について案じていると明らかにした。

教皇は7月20日、日曜正午の集いで、迫害によって家を追われ、着のみ着のままで逃げざるを得ないキリスト教徒の家族たちに連帯を表明し、「兄弟姉妹たちよ、すべてを奪われた皆さんの苦しみをわたしは知っています。悪に打ち勝ったお方への同じ信仰のもと、わたしも皆さんと共にいます」と呼びかけている。

今回の声明の中で、教皇は厳しい試練に直面しているすべての人々に改めて精神的一致を表すと同時に、イラクの司教たちと共に、同国の苦しむキリスト教徒のために全教会を挙げて平和の賜物を聖霊に祈るようにと招いている。








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