2014-06-02 19:01:04

教皇と子どもたちとの出会い「心の中にいつも光を」


教皇フランシスコは、5月31日、子どもたちとの出会いを持たれた。

この日、バチカンのパウロ6世ホールには、イタリア・ナポリの6つの小学校から訪れたおよそ5百人の子どもたちが集い、教皇と元気いっぱいに対話した。

児童たちは、教皇庁文化評議会(議長:ジャンフランコ・ラヴァージ枢機卿)主催の交流行事「子どもたちの列車」に参加、イタリア鉄道の協力により、特別列車でナポリからバチカン駅へと到着した。

バチカン市国内の鉄道駅は現在一般には使用されていないが、この日は駅構内に子どもたちの歓声が響いた。

子どもたちは教皇にナポリのサン・ジェンナーロのカタコンベの土を入れた鉢植えの植物を贈った。

教皇は「カタコンベはどういう所にありますか」と子どもたちに質問。子どもたちがカタコンベは地下にあると答えると、次に教皇は「では、カタコンベに光はありますか」と尋ねられた。

子どもたちがカタコンベは暗いと言うと、教皇は「皆さんがこの暗い場所の土をもってきてくれたのは、それを光に変えるためでした」と話され、「まわりが暗い時、わたしたちは明かりを探し、光の方に向かいます。わたしたちの心の中にはいつも光があります。それがわたしたちに喜び、希望を与えてくれるのです」と続けられた。

「神様は愛です。わたしたちは神様の愛を見つけるために光に向かって歩いていきます。でも、神様の愛はいつも、たとえ暗い時にも、わたしたちの中にあるのです。神様の愛はわたしたちをひとりぼっちにはしません。いつもわたしたちと一緒です。神様のこの愛に信頼しましょう」と、教皇は子どもたちを励まされた。

子どもたちがナポリ民謡「オー・ソレ・ミオ(わたしの太陽)」を「オー・パーパ・ミオ(わたしの教皇)」に変えて歌うと、教皇はとても喜ばれたご様子だった。









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