2014-05-25 14:11:11

聖地巡礼:「今こそ平和への勇気を」教皇、パレスチナへ、アッバス大統領らと会見


教皇フランシスコは、25日、ベツレヘムを訪問された。

聖地巡礼2日目の午前、教皇は最初の訪問先ヨルダンを後にし、パレスチナに移られた。ベツレヘムの大統領官邸での歓迎式後、教皇はアッバス大統領と会談。続いて、パレスチナ政府要人らとお会いになった。

パレスチナの要人らへの挨拶で、教皇は「平和の君」イエスの生まれた地、ベツレヘムへの訪問を神に感謝された。

教皇は長きに渡り続く中東の紛争が人々にもたらした癒しがたい傷、治安問題、否定された権利、隔離や住民の流出などの悲劇に言及。「紛争のために苦しむ人々に精神的に寄添うと共に、この状況を終結させることが、すべての人々のためになると心から言いたい」と述べられた。

「今こそ、皆が寛大さと、善に貢献するための創造性、平和への勇気を持つ時」と述べた教皇は、2つの国家が国際的に承認された境界のもとに存在し、平和と安全を享受する権利が認められるようにと話された。

「平和はこの地域の人々と世界全体に数え切れない恵みをもたらすでしょう」と教皇は指摘しつつ、パレスチナとイスラエルの人々、そして関係当局らが勇気と決断を持って平和に向けてのこの「幸福な脱出」に着手するよう呼びかけられた。








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