2014-05-08 19:04:40

アルメニア教会のカレーキン2世総主教、バチカンを訪問


教皇フランシスコは、8日、アルメリア教会のカトリコス、カレーキン2世とお会いになった。

カレーキン2世総主教率いるアルメニア使徒教会の使節団は、7日より9日までローマを訪問している。

カレーキン2世総主教は、2000年の大聖年にバチカンを訪問、翌2001年には教皇ヨハネ・パウロ2世がアルメニアで同総主教と会見している。また、カレーキン2世は2005年のヨハネ・パウロ2世の葬儀、2008年のベネディクト16世との会見、2012年の教皇フランシスコの着座式のためにもバチカンを訪れている。

教皇フランシスコはカレーキン2世を温かく迎えられ、会見後、バチカン宮殿のレデンプトリス・マーテル礼拝堂で共に祈りを捧げられた。

総主教と使節団への言葉で、教皇は全世界のアルメニア教会共同体に挨拶をおくりながら、この出会いで兄弟愛と祈りの時を共有することの喜びを表明。近年深まったアルメニア使徒教会とカトリック教会の関係を神に感謝しつつ、両教会のこれまでの交流の機会を思い起こされた。

アルメニア教会が前世紀に受けた悲劇的な迫害に言及された教皇は、この殉教の歴史と人々の信仰の証しを忘れてはならないと話された。

そして、古代教会の殉教者の血が新しいキリスト教徒を生んだように、今日、多くのキリスト教徒の殉教の血はキリスト者間の「一致の種」となったと教皇は述べ、この「苦しみのエキュメニズム、殉教のエキュメニズム」は教会間の一致への歩みを促すものと強調された。

キリストの受難に一致することで救いをもたらした多くの兄弟たちのためにも、わたしたちはこの兄弟愛の道を進んでいかなければならないと、教皇は呼びかけられた。








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