2014-03-25 15:17:57

「イエスの受難は、苦しむ人々に奉仕する者の学び舎」教皇、保健従事者評議会関係者に


教皇フランシスコは、24日、教皇庁保健従事者評議会の関係者とお会いになった。

同評議会(議長:ジグモント・ジモフスキ大司教)は、ここ数日、定例総会を開催。福者教皇ヨハネ・パウロ2世の「苦しみを通して善を行い、苦しむ人に善を行なう」(使徒的書簡「サルヴィフィチ・ドローリス」30)という言葉を中心に据えながら、人間の苦しみの意味を考察した。

教皇は、「人は苦しみの中にあっても、決して一人ではない。なぜなら神は慈しみの愛をもって、最も困難な状況にある人や世界をも抱擁されるからである」と強調。

「イエスの十字架上の受難において、人間のすべての苦悩や苦痛は、イエスの人々の近くに、共にいたいというその愛の中に昇華されることになった」と述べ、イエスの受難と愛を、苦しむ人々への奉仕を願うすべての者の学び舎として示された。

「人々の苦しみを兄弟的に分かち合うことは、人間の命の真の美しさにわたしたち自身を開く」と説かれた教皇は、これからも貧しい人、苦しむ人、疎外された人、障害を持つ人、子どもたちやお年寄りたちの中に、生きたイエスの姿を見出していこうと、関係者に励ましをおくられた。








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