2014-03-17 16:39:22

教皇、ローマ郊外グイドニアの教会を訪問


教皇フランシスコは、16日、ローマ郊外グイドニアの小教区を司牧訪問された。

この日の午後、教皇が訪れたのは、ローマ中心部から北東およそ20kmにあるグイドニア・セッテヴィレ地区のサンタ・マリア・デル・オラツィオーネ教会。新興住宅地にあるこの小教区は1998年に設立され、その教会は2002年に献堂された。

同教会周辺には教皇を歓迎する市民が詰めかけ、教皇も喜びをもって人々と交流され、皆に祝福をおくられた。

教会付属の信徒会館に入られた教皇は、最初に病者や障害者とお会いになり、続いて、初聖体や堅信を準備中の子どもや若者たちとの出会いを持たれた。

教皇と青少年の間で行われた質疑応答で、14歳の少女が、自分は容姿も優れず孤独だと思っていたが、教会の活動に参加することで自分は神様に愛されていると感じたと語ると、教皇は「自分自身や自分の信仰を恥じない恵みを求めなくてはなりません。キリスト者であることを恥じず、むしろわたしはキリスト者であると言える勇気を聖霊に祈りましょう」と話された。

聖堂内で行われたミサの説教で、キリスト教徒のすべきこととは何かと信者らに問いかけた教皇は、「日曜日のミサや聖週間の断食や節制だという人がいるかもしれませんが、第一にすべきことは神の御言葉に耳を傾けること、イエスに耳を傾けることです。なぜならイエスはわたしたちに話しかけ、御言葉でわたしたちを救ってくださるからです。毎日、イエスの言葉に耳を傾ける時間を持つべきです」と説かれた。

そして、「小さな福音書をポケットやカバンに持ち歩くことをお勧めします。一日の中で、座る時間がある時など、福音書を取り出して、数行読んでください。福音書はわたしたちといつも共にあります」と呼びかけられた。

さらに、イエスの変容のエピソードを観想された教皇は、この出来事はイエスを「見つめる」ことをわたしたちに教えていると指摘。イエスを見つめることはわたしたちの目を清め、天国のビジョンをもって永遠の命を準備させてくれると話された。

教皇は訪問の終わりに、教会のバルコニーから人々に挨拶をおくられ、バチカンに戻られた。








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