2014-03-14 17:54:47

ポリカルポ枢機卿逝去、リスボン名誉大司教


ポルトガル出身でリスボン名誉大司教のジョゼ・ダ・クルス・ポリカルポ枢機卿が、12日夜、逝去した。78歳だった。

ポリカルポ枢機卿はこの日ファティマを訪れていたが、大動脈瘤破裂により緊急移送先のリスボンの病院で亡くなった。ポルトガルでは、同枢機卿の訃報を教会関係者だけでなく、多くの人々が悲しみをもって受け止めた。

教皇フランシスコは、ジョゼ・マヌエル・マカリオ・ド・ナシメント・クレメンテ・リスボン大司教に宛てた弔電で、ポリカルポ枢機卿の突然の死を悼み、遺族や信者たちの悲しみに心を寄せられた。

ポルトガル司教協議会会長を務めるなど、託された人々に寛大に奉仕し、教皇庁の諸組織に貴重な協力をしたポリカルポ枢機卿を、「真理を追求する情熱的な司牧者」として思い起こされた教皇は、同枢機卿を神の憐れみに託し、冥福を祈られた。

ポリカルポ枢機卿は、1936年、ポルトガルのカルダス・ダ・ライーニャの生まれ。1998年から2013年までリスボン大司教を務めた。2001年、教皇ヨハネ・パウロ2世より、枢機卿に任命された。

ポリカルポ枢機卿の逝去により、現在の全枢機卿数は217人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は120人、それを持たない80歳以上の枢機卿は97人となった。








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