2013-12-11 18:51:33

教皇、グアダルーペの聖母の祝日を機に、アメリカ大陸にメッセージ


教皇フランシスコは、バチカンで11日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は「信仰宣言」の最終部分、「永遠のいのちを信じます」という言葉を考察された。

翌12日、カトリック教会の典礼暦で、アメリカ大陸の保護者、グアダルーペの聖母を記念することから、教皇はこの集いの席で、同大陸のすべての信者にメッセージをおくられた。

聖フアン・ディエゴの前に現れた聖母はメスティーソ(混血)の女性で、その服にはインディオ文化のしるしが豊かにあふれていたことを教皇は振り返りつつ、ホアン・ディエゴのマントに映し出された聖母の姿は、マリアのアメリカ大陸のすべての住民への抱擁を預言するものであったと語られた。

このマリアの抱擁は、異なる民族が共存し、人間の命が誕生から老齢に至るまで尊重され、移民や貧しく疎外された人々が受け入れられる寛大な地、アメリカ大陸の歩みを示していると教皇は指摘。グアダルーペの聖母のメッセージは、教会と教皇のメッセージであると強調された。

また、前日、飢餓の撲滅と、食物の無駄をなくすことを訴えるカリタスのキャンペーンが、「人類家族はただ一つ、すべての人に食物を」をテーマに行われたことに教皇は言及。

多くの人が飢えに苦しんでいるという恥ずべき現状を当たり前のことと捉えず、すべての個人から家族、共同体、政府に至るまで、この不正義を無くすための行動を起こさなくてはならないと述べられた。








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