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2013-11-14 18:24:40
教皇、イタリア大統領を公式訪問
教皇フランシスコは、14日、イタリアのジョルジョ・ナポリターノ大統領を公式に訪問された。
イタリア大統領官邸であるローマのクィリナーレ宮殿を訪れた教皇は、ナポリターノ大統領と個人会談を行なったほか、政府要人らと会見された。
このたびの教皇のクィリナーレ宮殿訪問は、今年6月8日に行われたナポリターノ大統領のバチカン訪問への返礼としての意味を持つ。
ナポリターノ大統領は、今年3月19日、教皇フランシスコの着座式にも出席しており、両者の会見は今回で3度目となった。
教皇は大統領およびイタリア政府関係者らへの挨拶で、イタリアとバチカンの友好、特にラテラノ条約を経たイタリアの国家とカトリック教会の安定した協力関係の進展に喜びを表された。
また、教皇フランシスコは、ご自分の家族がイタリア出身であることにも触れ、同国と国民への親愛を語られた。
教会の第一の使命は、神の憐れみを証しし、希望ある未来とより人間的な社会の構築に向けて人々の連帯を励ますことにあると教皇は述べ、移民問題や家庭の保護など、共通の課題に協力し、取り組んでいきたいと話された。
「文化と精神遺産にあふれるイタリアが、新たな創造性と調和をもって発展し、共通善と人間の尊厳を推進しながら、国際社会において正義と平和の貢献ができるように」と祈られた教皇は、イタリアとその全国民に祝福をおくられた。
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