2013-10-22 17:41:03

教皇、ルーテル世界連盟使節とお会いに



教皇フランシスコは、21日、ルーテル世界連盟の使節とお会いになった。

この日、バチカン宮殿を訪れたのは、ルーテル世界連盟の代表者およびルーテル=カトリックによる一致のための委員会関係者。

教皇は使節への挨拶で、ルーテル教会とカトリック教会の関係が、神学対話にとどまらず、司牧分野での協力や、精神的エキュメニズムにおける取り組みなど、様々な進歩を見せていることに神に深い感謝を表された。

両教会間の神学対話から今年ですでに50年、またルターが1517年に宗教改革のきっかけとなった「95ヶ条の論題」を提示してからまもなく500年を迎えることに教皇は言及。ルーテル=カトリック一致委員会が発表した資料の表題が「争いから交わりへ。2017年、宗教改革をめぐるルーテル=カトリックの解釈」であることは意味深いと述べられた。

宗教改革やその後の影響についての歴史的事実をめぐり、対話を通して比較する努力は皆にとって非常に重要なものと評価された教皇は、カトリック教会とルーテル教会は相互にもたらした悪と、神の前で犯した罪の赦しを共に願い、主がわたしたちの心に再び目覚めさせた一致への郷愁を喜び、希望をもって未来を見つめることが可能であると話された。

教皇は、両教会の対話と一致への歩みには困難もあれば、忍耐も必要とされるであろうが、聖霊の働きにわたしたちの心を開き、和解と一致の道を歩んで生きたいと抱負を述べられた。








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