2013-10-15 18:40:57

バチカン:国務長官交代、教皇、退任のベルトーネ枢機卿に感謝、新長官パロリン大司教に歓迎


バチカンで、15日、国務長官の交代が行われた。

教皇フランシスコは、国務長官職から退任するタルチジオ・ベルトーネ枢機卿に心からの感謝を述べられると共に、新しく同任務に就くピエトロ・パロリン大司教に歓迎の言葉をおくられた。

国務長官交代を機にバチカン宮殿で行われた集いには、ベルトーネ枢機卿はじめ国務省関係者が出席。この日、パロリン大司教は健康上の理由で参加できなかったが、バチカン広報局長フェデリコ・ロンバルディ神父によれば同大司教は小さな外科治療を受ける必要があったが、幸い重大なものではなく、ほどなく公務に復帰できるという。

教皇はベルトーネ枢機卿への挨拶で、サレジオ会員の精神をもって、教職、教区での司教職、教皇庁の任務に至るまで、教会に寛大に奉仕し、教会と教皇への愛と共にベネディクト16世とご自身に国務長官としての協力を惜しまなかった同枢機卿に深い感謝を表された。

国務長官の任期中、困難な時期があったとしても、扶助者聖母はベルトーネ枢機卿にその助けを欠かすことがなかったように、これからも聖母の保護を同枢機卿の上に祈りたいと教皇は述べ、長年の労をねぎらわれた。

新国務長官パロリン大司教への歓迎を述べる中で教皇は、これまで国務省での長い経験を持つ同大司教にとって、国務省は「家」、省関係者は家族のように知った間柄であると、信頼を寄せながら、その情熱と専門性、対話能力、人間性をもって国務長官として活躍することを期待された。

教皇はまた国務省職員らに向け、日頃の目立たない、しかし重要なその任務に感謝しつつ、ご自分の祈りと友情を皆に約束された。








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